ナビの北海道旅行記2011 | パート2 |
12月30日 | |||||
しっかり寝たみたい、、、。タイマーで目覚めたんだけどしっかり7時まで寝てしまった。窓から外を見てみると、曇ってはいるんだけど雪はまだ降っていないみたい。 まずは朝風呂に入りに行く。ホテルに連泊だったこともあり、合計4回も入浴したことになるんだんあ〜結構贅沢な朝って感じがしてしまう。8時前に朝食を摂りにレストランへ。ここのレストランは俺はとっても好きだ。今では珍しいバイキング形式ではなく和定食か洋定食の選択はあるけど、朝からこのボリューム。ここの料理はしっかり頂いている。 |
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レンタカーの営業時間は9時からなので、しばらくホテルでくつろいで、8時40分ころチェックアウト。ホテルからレンタカーの事務所までは歩いて5分もかからないので近いから便利♪。ちょっと早いかなあ〜って思ったんだけど、そこは確信犯、、、、。わざと早めに事務所に入って手続きを済ませ9時には出発。この15分がとっても大切なんだもん。 そうそう 貸しだしてくれた車は三菱のコルト。頼んでもいないのに4WDだって!そう、この時期のレンタカーって基本的にFF車は用意されていないので、わざわざ4WDをチョイスしなくても4WD車になってしまう訳。おかげで4駆オプション料金1500円/1日が実質サービスになったようなもの。ラッキー!!市内のメインストリートは積雪もなく普通に走れるので、国道241バイバス経由で道東自動車道の音更帯広インターへ。 |
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ETCカードは持参しているので あらかじめ車にセット。そしてETCゲートへ。なんの問題もなくゲートが開いて、足寄ICまでショートカット。 以前の音更帯広ICはそもそもゲートがなく、そのままスルーで入ったもんだけど、道東自動車道がトマム、占冠まで延長開通したこともあって、現在では普通のインターチェンジのゲートになったそうだ。 そうそう、来年の秋には夕張ICから占冠ICまでの全線が開通するらしい、、、。そうすればもっと便利になるだろうなあ〜 |
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思った以上に高速道路の除雪は進んでいて、路面には全く積雪がない。こりゃ安心して足寄間で走れるわさ! 足寄に向かう途中の池田料金ゲートで、足寄までの料金を払う。もちろん払うったって社会科実験の無料化道路だから、当然0円の表示。これって夏にも見たことあるけど、、、、やっぱり変だなあ〜 高速道路なんだから、当然受益者負担が当たり前だと思うんだけど、、、もちろん以前の狂ったような高額ではなく、せめて半額くらいで構わないんだけどな、、、でなけりゃ み〜んな来ちゃって渋滞の温床になってしまうよ! |
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足寄ICから足寄市街を抜けて陸別まで走っていくけど、快適な道路がずっと続く。一旦陸別で休憩する。うわ〜寒い!! いつもの俺は、陸別ならば駅跡のホームに入って「ふるさと銀河線」の列車を眺めていくところだけど今日はパス。動いていないならば見ていてもつまらないだけだもん。 |
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陸別から津別へ抜けるために道道51号線へ。ここから積雪が多くなってとうとう真っ白けな道路に変貌していく。とは言っても朝から降ったであろう新雪の路面なので、思ったより走りやすい。でも最初だから、安全運転で走って行こう。 | |||||
津別で国道240号線に入ったら一旦阿寒湖方面に向かって「道の駅あいおい」に、、、、。以前購入したパン屋さん「アエプ」っていうお店に行きたかったから。もちろんアポなんて取っていないから営業しているかどうかは判らないんだけども、俺流の思いつきプランだから休みならば休みでかまわないか! 道の駅そのものは今日まで営業のようで立ち寄ってはみたものの、土産はまだ早いし、、、今購入するものはなさそうなので、トイレに入ってから自販機で缶コーヒーを購入して出発。 |
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で、隣にあるパン屋さんに 到着したのはいいんだけど、残念ながら今日から年末の休みに入ってしまったようで、、、、お店はひっそりとしていた。んん休みか〜〜〜残念。ここのパンはとっても美味しいんだけどもな、、、。 どこかで昼食でも摂ろうかと思うんだけど、そういう時に限って意外と見当たらないもんで、、、津別から美幌を抜けてしまった。さ〜〜てどこ行こうかな!! |
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女満別市街に入ると、以前来たことがあるパン屋さん「ブランジェアンジュ」というお店の照明が点灯しているのが見えた。もしかしたら開店しているのかなあ?と思い立ち寄ってみると、、、今日まで営業なんだそうな、、、。店内にはいろいろなパンがあるので、悩んでしまうが、ちょっと高めの食パンを購入。 | |||||
これは北海道産のお米「ゆめピリカ」を原料とした米粉パンなんだそうで、けっこうレアなパンなんだそうだ。んん〜いい匂い!!!たまらん!!これは車の中で食べてしまってはもったいないので、モシリバへ持って行って皆さんにお裾分けしようか、、、。出来たてで温かいから車のリアに置いていてもしばらく香りが漂ってくる。 | |||||
すぐそばの「道の駅めるへんの丘めまんべつ」にてトイレ休憩。ここ道の駅でも軽食コーナーは今日まで営業しているみたい、、、、。で、普段はスルーしていく俺なんだけども、軽食コーナーの「のぼり」に「女満別名物 しじみラーメン」って書いてある、、、。んん?しじみラーメン、、、、。考えたこともないなあ。 | |||||
これは食べてみる価値はありそう。そう思い店内へ。何でも近くの網走湖で採れた「しじみ」をたっぷり使ったラーメンなんだそうな。迷わずチョイス!お勧めは塩味なんだそうだ。 10分ほどで出てきたラーメンには、、、確かに「しじみ」が載っている。へえ〜こんなラーメンあるんだなあ〜って関心。で、お味は、たっぷりスープに「しじみ」の味が染みていて美味しい。ちょっと値段は高かったけど、面白い体験をさせてもらった。それに体も温まったし!! |
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国道を北上するとやがて左手に網走湖が見えてくる。んん〜ここで「しじみ」が採れていたなんて知らなかったなあ〜。 でも年末から営業しているはずのワカサギ釣りのテントが見当たらない。もしかしたら、暖冬の影響からなのか?まだ結氷していないのかな? もちろん「網走まつり」までは時期的に早すぎるので、湖面はひっそりとした風景というより、、、かなり寂しい風景が見渡せた。 網走市内で、まずはカニを買っていきたい。本来ならば明日購入していきたかったんだけど、時間的に、、、、、いや、明日は網走には立ち寄る予定はないから、先行して今日購入しておこう。 |
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国道沿いにある渡辺水産さん。いくら網走って言っても年末ギリギリまで営業しているお店はそんなに多くない。 値段は、、、、決して安い訳ではないけど、ゆであげたばかりの新鮮さで、冷凍していないのが魅力。冷凍ものだと解凍しているうちに肉の水分まで出てしまうので、カニ肉の味が落ちてしまうから、、、、。 これは新鮮なのを食べると判ってくる。折角冬の北海道に来たならば、、、ゆでたカニも食べたい。 そんな理由で明後日帰る時に飛行機での持ち帰りのために、しっかりパッキングをしてもらって購入。これで目的の一つは完了!!! |
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知床方面に向かうと国道はオホーツク海に沿うので海岸線を見ながらの走行。今日は浪が荒いみたいだ。 さて、このまま知床方面に向かってしまうと、今日宿泊するモシリバへは早着してしまう、、、。何か時間でもつぶす方法は??ってんで、そうだ!硫黄山でゆで卵を作ろう! 我ながらグッドアイディア!!んん?待てよ、、、、。具材の生卵はコンビニで用意できるけど、、器具がないじゃん!何か方法はないかな?で、東藻琴市街地をグルグル回ると、一軒の金物屋さんを発見。何かいい器具でもないかな?ってんで店内へ。ガスコンロに乗せる網焼きを発見。そう、餅を焼いたり、魚を焼く金網だ。これを何とか改造してみようか、、、。これが思ったより安くて150円。リーズナブルで助かった。多分 俺こんな網焼きなんて今後買うことないだろうな、、、。 |
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硫黄山は川湯温泉街から5分程の場所にあるので近い。大きな駐車場は俺の車以外に1台だけ、、、実に寂しい。これじゃレストハウスの店員さんもヒマ持て余しちゃって大変じゃん! コンビニで買った生卵と軍手、ロープ、金物屋さんで買った網焼きと、こんなこともあるだろうと思って携帯していたデジタル温度計をもって噴出口へ。実にマニアックな俺。 夕闇がせまってきているので、人が通った跡が見にくく多少足を取られながらも目的の噴出口へ。温度計を差し込んで測ってみると今日の温度は摂氏102.2度なんだそうだ。いや〜熱いね〜〜絶対やけどしちゃうよ。 |
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金網を変形させて凹型に強引に曲げてロープを付け卵が落ちないように石でガードしながらユックリ噴出口へ。 熱さよりも卵が割れないように細心の注意を払った。だって、、、汚しちゃったらみんなに迷惑かけちゃうから、、、。一度セットすると、ここから離れられないのが辛い。硫化水素ガスって、いつまでもいると気持ちが悪くなてくるんだもん。 それに風の向きによってはモロ噴煙を浴びるし熱いし、呼吸できないし、、、。でも♪やめられない!とまらない!♪俺ってなんなんでしょう! |
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15分ほど経ってから金網を取り上げる。ただ、卵が熱すぎるので、そのまま放置。さらに10分後余熱が落ち着いてきたので、セイコーマートで買った時の卵のパックに詰めていく。ちなみに、1個その場で試食。白身も黄身もしっかり出来上がっていて、、、 実に美味いっす。我ながらチョー凄いっす!!欲を言えば塩が欲しかったかな?そこまで言ったらバチ当たりか、、、、。 ちなみに殻はビニールにしっかり入れてゴミは全部もちかえりました。最低限のエチケットは守らないと、、、。 さてさて、帰る頃にはかなり暗くなってきた。凍った雪に足を取られないように気をつけて車に戻る。 |
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さあ、これからストレートでモシリバに向かおう。硫黄山から標津の崎無異まではノンストップで1時間30分ほどのロングラン。走りはじめて30分もしないうちに真っ暗になってきた。それも弟子屈を出た辺りからは外灯も殆どない暗闇の世界。 とは言っても何十回とこの地区を走ってきた俺。特に道に不案内でもないので、サクサクって走って行く。但し、エゾジカだけには注意しなければ、、、。いくらこっちが車だからって、エゾジカにタイマン張ったら、俺のほうもタダじゃ済まないもん。 昨日のTAKEさんの旭山動物園からの帰りじゃないけれども、暗闇で視野が狭いからか、思ったより早く19時前にはモシリバに到着、、、、。いや〜疲れたなあ〜 |
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でモシリバのオーナーである中村さんご夫妻にお出迎えされ、まずは風呂に入って、、、、いつもの俺らしくない部屋でうたた寝!!! 今日宿泊するのは俺以外には年末常連の立木さん、斎藤さんと今日だけ宿泊する群馬の星野さんと、石垣島から来た若者(ごめん名前聞かなかったんです。もしこの文章読んでいたらメールください)の4人。 夕食後リビングで談笑&宴会が、、、星野さんは彼なりに大晦日は清里町の風景画に泊まるそうだ。驚いたのは石垣島から来た若者、、、。彼は3週間ほど前には北海道に来ていて、札幌で中古の軽自動車を購入して2月位まで色々な場所を廻っての放浪の旅をしているんだとか、、、。凄い!凄すぎる!! モシリバの駐車場に入るときには気にしていなかったんだけど、あとで見るとしっかり彼の軽自動車には「沖縄ナンバー」が、、、まずここいらでは滅多にお目にかかれないナンバーでしょうな、、、。 とりとめのない話もしていくと12時頃まで時間は経過してしまったみたい、、、。それではお休みなさ〜い!!zzzzzzzzz |
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12月31日 | |||||
朝は7時にタイマーで目覚めたつもりが、、、気持ち良くなって、、、さらに爆睡!つぎに目覚めたら、何と8時!わお!寝坊しちゃった。 やや遅めの朝食を摂りリビングでマッタリ。昨日カニを先行して購入しちゃったから、今日はフリー!!何も予定がない。でも、どっか市内でも走ってこようか、、、。 |
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モシリバを出発した頃は青空が綺麗だったんだけど、10分ほど走るとさっきの青空がいつの間にか無くなって、怪しい雲が、、、これって雪雲かな?一旦中標津に抜けてから川北方面に遊びに出てみる。 | |||||
冬だから除雪の関係で立ち回りの範囲もかなり制限されるけれども、川北駅跡には当時使用されたキハ22が多目的施設として保存されている。(もっとも本当の駅はもっと奥にあったんだけど、、、) ただ、何年か前だったかバイクツーリングで来た時とイメージはほとんど変わっていないみたい。せめて塗装だけでも塗りなおしてもらえればありがたいなあ〜ってのが俺の本音。 |
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そして上武佐駅跡、、、、、。ここは駅跡の遺構は全く感じられない(もしかしたら雪に埋もれているのかもしれないけれども)ただ、上武佐駅跡の看板と映画のロケの看板があるくらいなもの。そんなもんか〜って率直な感想。 | |||||
中標津で昼食を摂ろうかと思ったんだけど、適当に走っていたら西春別付近まで来てしまった、、。いいか、中標津でなんて昼食取らなくったって、、、そんで別海に向かう。 そう思い国道で別海市街へ。元JR標津線の別海駅跡にできた多目的交流館「ぷらと」の中にレストラン「ていしゃ場」ってお店がある。以前からネットでチェックしていたデカ盛り系のお店で、一度は来てみたかった。 |
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でも、さすがに今日は大晦日。言うまでもなく本日は休業、、、、。やっぱりなあ〜当たり前っちゃ〜当たり前なんだけど、、。 でもお店は休みでもガラスに貼りつけられている実物大の写真を見て、、、すんごいボリュームだわさ、、、。いつの日か絶対来てみよう。 こうなると、時間よりも予定がない俺ら、、、、。どこ行こうかなあ〜!当てもなく厚床へ。この先は根室に行こうか、浜中へ行こうか、、、。じゃ!霧多布へ行ってみよう。(この発想が俺らしい、、、、) |
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けっこう時間がかかったけど、霧多布大橋を渡って浜中市街地へ。やっぱり蕎麦くらいでもいいから腹に入れておくか、、、。そう思い町の中をプラプラ、、、、。で、何回も霧多布に行ってるのに 市街地に「らーめん横丁」なる看板が、、、。これは初めて知った! じゃ、ラーメンでも食べて体を温めようか、、、。そう思いながら車を走らせてみても、、、どう見てもラーメン屋さんが見当たらない。それも1軒も、、、、。何で?食事処とか書いてある食堂らしきお店はあるんだけど、その他は路地裏の酒場が軒を並べている風に見える。もしかしたら大晦日だからの光景なのかもしれないけれども、それにしても名前負けしてしまう看板だったなあ〜。 |
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さらに気になったのが通りに面したオブジェに人のシルエットが、、、近づいてよ〜くよ〜く見てみると 「LUPIN THE THIRD STREET」 んん?直訳しなくても「ルパン三世通り」になる、、、。それにルパンのイラストもあって、どう見ても ルパン三世じゃん?ってことは、このシルエットはもしかして次元大介?これは何を意味するのか、、、。 これって面白いじゃん!!! |
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解説 アニメ 「ルパン三世」の作者モンキーパンチ氏(本名加藤一彦さん)は、ここ北海道浜中町の出身だそうです。浜中町の地域活性の起爆剤として町の商工会が霧多布地区の町道を「ルパン三世通り」と命名し、キャラクターのシルエットを設置したそうです。モンキーパンチさんの協力を経て2010年10月から5カ年計画で進められているプロジェクトなんだとか。2010年末現在では120mほどの通りにルパンや次元、峰不二子のシルエットを金属の網に貼り付け、隣にルパン三世の旗を加えて街路灯に設置したんだそうで、今後もっと知名度アップにつなげて行きたいとのことだそうです。 上記文章は帰ってから調べてみたことなんだけど、、、これからも応援したいですね。 |
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町の中をウロウロしていたら、やっと大晦日でも営業しているお店を発見。何か食べていくか、、、。店内はとっても暖かい。で、気になったのはホッキカレー、、、。 あれ?ホッキカレーって苫小牧では有名だけど、霧多布にもあったんかね?話を聞くと、浜中で水揚げされたホッキ貝を使っているんだとか、、、。では、それで決まり!! |
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10分程待って出てきたカレーはすんごいボリュームっす!別に大盛り頼んだ訳でもないのに、、、。普通のカレーライスにホッキ貝がトッピングされているものと思えばいいかな? 味は美味しいんだけど、ちょっと甘口系のカレーなのがちょっと個人的には、、、。もちろんこの方が万人受けするんだろうけど、、、。 ところでホッキって漢字で書くと「北に寄る」って書いて「北寄」って書くんだそうな、、、これは初めて知った、、、。 |
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お店を出て夏に走った事のある「なぎさドライブウェイ」に出没。 そんな中今回初めてキタキツネに出会った。しばらく俺の方を見ていたんだけど、何もくれないのを知ると、いそいそ走り去っていった。んん、、それでよし。しかし、夏に見るキタキツネよりも毛艶がいいこと、、。 |
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ちょっとしたアプローチを抜けて海岸線に入る。ここの砂浜はしまっていて車が入っても 簡単にはスタックしにくい。しかし、今日は風がかなり強く、俺の知っている海岸線にしては波がかなり高い。そんなに走り込まなくても波がすぐそばまで来ている。ちょっと危険かな? 少しだけトライアルを体験して退散。しっかり洗車もしておかなければ、、、。 この後 浜中、上風連経由で別海市街へ、、、。もちろん行くあてはない。 |
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そこで大回りをして、一旦根室海峡に抜けて茨散沼に向かってみる。 道道でショートカットしたあとは本別海で国道244号線に入る。茨散沼のアプローチとなる道は細いダートで除雪なんか望めそうにない。行けるかどうか考えたんだけど、、、、数台の車が入ったらしきワダチが残っていて何とか進めそう。 |
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ならばチャレンジせねば、、、。1.5kmほどの距離の細いダートを対向車が来ないことを祈りつつ駐車場らしき広場へ。やっぱり4WDで正解でした。下手すりゃ前も後ろへも行けなくなったかもしれない劣悪な状況、、、。 アイスバーンとかではなくてガチガチに凍った氷そのものなんだもん! |
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寒いのでエンジンはかけたまま付近を散策。夕暮れがせまってきていることもあり実にマイナーかつ寂しい場所。それでも湖面には若干の人の足跡やスノーシューの跡が、、、。ここって完全に結氷しているんだろうか、、、。さすがにこれは断念。万が一 沼に落ちたら命はないもん、、、。 | |||||
ダートを恐る恐る走って別海へ抜けて中標津へ。この頃には真っ暗な世界がやってきた。明日帰るとき家族が羽田空港まで迎えにきてくれる事になっているので、お土産でも購入しなければ、、、。やっぱり荷物をふんだんに抱えて電車に乗るのは辛い。でも空港まで車で来てくれるならば、これほど助かることはない。だから、お礼もかねて よりふんぱつしてあげよう。 だからって、土産物屋なんかには興味はない。で、何処に行くか?ってことなんだけど、中標津では大きなショッピングセンターである「東武サウスヒルズ」へ。俺って何度も何度も 来ているから、、、 |
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ここで北海道でしか売っていない、ごくごく普通の商品を購入。ポテトチップやら、やきそば弁当やら、サラダドレッシングやら、、、。探せばけっこうあるもんですね、、、、。地元の方が食する普通の商品だから価格だって安いし、変なキャラメル買うより安価で、より沢山買い込んであげられる。それに実用的だし、、、、。けっこう買い物かごには溜まってしまった。でもそんなに高くなかったけど、、、。 ここで中標津ともお別れ!サヨナラ!モシリバへ戻ろうか! |
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買い物を終えて駐車場に戻ると、とうとう吹雪に、、、。視界がとっても悪くなってきたので、危険を回避するため国道を経由して標津市街経由でモシリバへ。走っている途中、、、凄まじい雪が襲ってくるんだけど、、、これって地吹雪かな?速度を落として走り19時過ぎにモシリバへ到着。今日飛び込みで宿泊するマニアックな方はいないらしく、昨日と一緒だった立木さん斎藤さんとの3人、それとモシリバのご夫妻の5人での年越しになるみたい。風呂に入って体を温めてから夕食。やっぱり冬には鍋ものが暖かいなあ〜。 |
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食後リビングで、酒を飲みながらテレビを見つつ、俺が出発前にオーダーしておいたプリンの御開帳!!! その名もバケツプリンって言う それはそれは大きなプリンで、本当のバケツに入っているプリンだ。 マジ!でけ〜!! 実物を見るのは俺も初めて!!みんなも笑うしかない。グリコのプッチンプリンの30個くらいの量はあるんじゃないかな?本当に食べきれるんだろうか、、、。比べるものがないので、近くにあった食塩をサンプルにしたけど、それより高い、、、。いや〜食べがいがあるわな。それにとっても美味しいし。でも、プリンって面白い食べ物で、、、、食べやすいから結構口に入ってしまう。5人で結構な量を制覇したんだけど、残りは明日のデザートにしようか、、、。 |
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いつもの紅白歌合戦やゆく年くる年をみて年を越した頃 ふいに電話が、、、。誰だ?こんな夜中に電話する奴は!って思っていたら、、、以前モシリバで年越ししたことのある汲田さんという女性からの電話、、、。そうか、彼女は俺たちが起きている事を知ってるはずだもんね。一緒に年を越せなくて残念だけども、来週モシリバに来るそうだ。 知らない間柄でもないから、何かサプライズでも考えておこうかな?(実は同じプリンを彼女にも食べてもらいました) そうこうしているうちに深夜1時前になってしまったので、お開きにして就寝しましょう。zzzzzzzzzzzzzz |
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1月1日 | |||||
朝6時30分にタイマーで目覚める。外の景色を見ると、どんより曇っていて、とても初日の出って感じは見られそうにない。 以前は荒天の場合はそのまま「熊の湯」へ出動していたんだけど、過去に風邪をひいちゃった経験があったので、無理をせず布団に転がり込む。次のタイマーでの目覚めは8時頃。 おせち料理を頂きながら朝食を摂る。今日の立木さんと斎藤さんは新得まで一緒で、それからは別々の行動をして帰路につくそうだ。俺は15時過ぎの釧路空港発に搭乗するので、時間がたっぷりある。 |
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そんな中 道中の長い2人が先にモシリバを出発。またお会いできる時を楽しみにしています!ってお見送り。俺もゆっくりしながらも9時には出発する。 出発した時点では走りやすかったのに20分走っただけで視界は閉ざされライトを点灯しないと危険な道路に、、、。しかし それも中標津までの区間だけ。雪もおさまり安定するんだけど、、、これって山からの吹き下ろしの雪かな? |
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さらに10分走っただけで、道路に雪はなくなって、走りやすくなった、、。天気も回復して、、、何だかへんなの?こんな経験ないよ!やっぱり地吹雪だったのかな?15時に釧路空港じゃ、時間があるし、ヒマだし、他にやることないし、、、、、。そうだ、今日はゆで玉子じゃなく、温泉玉子を作ってみようかな?じゃ「からまつの湯」に行こう。途中のコンビニで生卵を購入しておく。 そのまま「からまつの湯」へ直行。できれば近いから養老牛温泉の日帰り入浴もしたいなあ〜と思うんだけど、それは無理か、、、。 |
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「からまつの湯」までは除雪もしっかりしていて無事到着。巾着袋と生卵、ロープと温度計を持参で源泉へ。先に入浴している人がいたので挨拶をして「温泉玉子」を作りたいので了解を取り付ける。 温度を測ろうと思ったら、温度計の内部に水が入ったみたいでショートしてしまって機能不全となってしまい温度を測定することは出来なくなってしまった、、、。んん〜残念。 |
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巾着袋に卵を入れて源泉に沈める。20分程度で出来上がるだろう、、、。このまま待っていてもつまらない、、。 ならばその間だけでも入浴しちゃうか、、、。極寒の中の露天風呂は羅臼の「熊の湯」で経験しているから不安感はない。 |
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そんでも、素っ裸になって湯船に入るまでの時間が辛い。とっても寒いから。で、勢いで、、、いや 気合を入れて服を脱ぎ急いでかけ湯をして湯船に、、、。 あ〜〜温ったまる〜〜〜極楽!極楽!! 先に入浴していた人とは、地元の方で、主とも言える常連の方。ほぼ毎日入浴しに来ているそうだ。それも清掃や補修をしてくれているそうな。さっきまでは温泉玉子を作りに来た変な奴と思われたかもしれないんだけど、入浴にご一緒させて頂くと意気投合して、和やかな雰囲気に。でもこの人元旦から入浴っすか! その方のお話が面白くって長居してしまった。真冬に除雪が「からまつの湯」まで出来ているのは、除雪の業者のご厚意なんだそうで、特別に除雪に協力してくれているそうだ。 また水着禁止ってのは、少なからず雑菌等が湯船に入るのを避けたいらしい。もちろんタオルもご法度。理由は、自然に湧出している温泉なので保健所などの検査など受けていないし、もちろん役所などの許可や認可は受けていない。 あくまで地元の有志が勝手に行っているだけで、役所でも あえて見てないふりをしている。いや してくれている。そうしなければ、温泉分析書などの作成の他に大腸菌の検査とか行わなければならず、もし大量の殺菌が見つかったら責任問題に発展しかねない。その場合即閉鎖の憂き目をみる羽目になる。 役所でも、できるだけ継続温存したい気持ちはあるらしく、あえて関係を避けていてくれてるそうだ。 なるほど、、、、もっともなご意見、、、、。それでも、常識を理解できない観光客は多いそうだ。 「できればHPとかには載せてほしくないし、テレビでの取材はして欲しくない。。それを理解した上で来たい人だけくればいいんだよ!ひっそりとさせて欲しいね!」んん〜俺もすっごく同意しちゃった。 そうそう、あんまり話しちゃったので、もしかしたら温泉玉子ではなく、ゆで玉子になってしまったかもしれない!!ヤバ! 源泉から卵を取り出し、川の水で荒熱を冷まして卵パックに収納。 おじさんにお礼をして服をきて出発。体が温まりすぎて養老牛温泉の日帰り入浴はさすがにやめた。無理だもん! |
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中標津から釧路に向かうにつれて道路は雪が全くないどころかアスファルトが全て出ている。これならば走りやすいわさ! しかし、、、釧路空港までは メッチャ遠いんだけど。 時間はまだまだあるので、どこか立ち寄りたい場所を考えながら走ってみるんだけど、何せ元旦だからなあ〜あるわきゃないか、、、。国道44号線に入って釧路市内はパスしたかったのでオビラシケ地区経由で走っていく。 |
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すると、道なりに走っているだけなのに、釧路湿原道路になる。あとは市内を通らないで空港に行くだけ。しかし、このままでは2時間ほど空港でヒマだ、、、。そこで立ち寄り先を考えた。 そうだ、鶴居村の鶴見台に行ってタンチョウを観察してこよう。出来ることならば伊藤サンクチュアリーにも足を伸ばしたいが、そこまでは無理かな。 |
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しかし釧路湿原道路って、、、夏も冬も思うんだけど、、、な〜にもない道路、、、。いや、湿原の中を縦断している道路ってのは理解しているんだけど、泥炭地を走っていると芦が見渡せるだけでつまらないだけ、、、。 途中道道53号線に入って鶴居、弟子屈方面に進む。 |
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釧路市立湿原展望台を通過しつつ問題なく鶴見台に到着。車から降りると、、、寒い!!とっても寒い、、、。それでもカメラ片手に数人の観光客らしき人がいる。中には超望遠レンズ持参のカメラマンも混じっているし。 俺も一度でいいから「タンチョウの舞い」をカメラに収めてみたいものだ。ってんで待つこと30分それらしい行為は見られたんだけど、中々カメラのアングルには入らない、、、。時間もそうだけど、あまりに寒いんで そろそろ撤収する。 戻ってから暖かい缶コーヒーに助けられた、、、。 |
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空港に戻る途中に大きな展望台があったので立ち寄ってみる。これと言った展望台の名称は見当たらなかったんだけど、管轄が、どうやら環境省のようだ。 | |||||
釧路市や民間の施設は色々あるけど、まさか国が こんな展望台を作っていたなんて考えたこともなかった。 しかし、蛇行した釧路川が見える訳じゃないし、そこには高台から見下ろす湿原というより、だだっ広い野原って感じがピッタリ。やっぱり長居する場所ではなさそう。そろそろ空港に向かうかな。 |
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一旦ガソリンスタンドで燃料を満タンにして釧路空港へ。3日間お世話になったコルトともお別れになる。おおよそ1000km走り切った。 燃費は18km/Lとまずまず。 お店の方に空港まで送ってもらって搭乗手続きをして、思い荷物を機内に預けて身軽になる。JALグローバルクラブ会員だから荷物優先受け取りしてくれるみたいでありがたい。 |
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さてさて14時過ぎたんだけど、遅めの昼食を摂る。何にしようかな?って思ったんだけど、ボリュームがありそうな「鳥のザンギ定食」をオーダー。 正直 空港のレストランだし、あまり期待はしていないんだけど、出された定食に思わず納得。ここは釧路だから、鳥のザンギはザンギなんだけど、それに使うタレと唐辛子がセットで鎮座、、、。やっぱり釧路風なんだ、、、。ほかでは あまり見ないもんね。ソースのタレなんて、、、。 |
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でも食品サンプルよりは思ったほど多いボリュームでもないので、早めに食べ終わってしまった。 少し時間が余ったので展望台でも散策する。以前は展望台に行くには有料で50円だったかな?料金が必要だったんだけど現在では無料になったらしく、誰でも見学することができるようになったそうだ。 で、滑走路を眺めていると、羽田からの便が着陸するのが見渡せた。丁度この機材が引き返し俺の乗る羽田行きとなる。機材はMD90、、、、。やけに小さい。来る時乗ってきたエアバスA300-600Rと比べても旅客数で100名ほど少ないんだよね。3月で退役が決定しているエアバスに代わって、今後MD90がしばらく就航することになるとなると、搭乗率は上がるだろうけど、逆にチケットが取りにくくなりそうで、今後不安だなあ〜。 |
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ちなみに保安検査を受けた後に変なポスターを発見。「かんたん飛行ルートマップ」って書いてある。何でも羽田への飛行ルートで、平日と休日では飛行のルートが若干違うんだとか、、、。それに専門用語なのかもしれないけれど、平日は太平洋上での「アリス」というポイントを通過するとか、、、何だか判らないけど、飛行機ファンには喜ばれる情報なのかな? | |||||
そもそも150名程度しか乗れない飛行機に元旦だから半分強の乗客しか搭乗していないから、ほぼ定時に出発。 MD90は小さい機材だから路面から座席の高さも低い。そのため思ったより滑走路が近く見える。こんなんで離陸するんかいな?な〜んて不安もない訳じゃない。でも、エアバスよりエンジンの出力は約半分だけど、重量は100トンも軽い。そんなためかジェット推進後のテイクオフまでの距離が思ったほど短くて、早く離陸する。 |
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へ〜凄いじゃん。決してバカにはできない。ただ、機内はクラスJシート以外では新幹線を連想してしまうレイアウトなんだけどもね。定時出発の上に巡航も安定していて、羽田空港には定刻よりも15分も早く17時前には到着してしまった。 北海道だったら真っ暗なんだろうけど、東京ではまだ日が落ち切っていないみたいで、やや明るい。MD90はバスでの移動である35番スポットに到着。バス移動で到着ゲートに移動。荷物はすぐには来ないだろうなんて思ってのんびりトイレに入って戻ってきたら、ターンテーブルに見なれた土産袋と発砲の箱が、、、 やべ!最優先で俺の荷物だけ 真っ先に出てきやがった、、。あわやキャッチミスするところでした。たくさんの荷物をかかえて到着ロビーへ。そこには家族が待っていてくれていて、荷物を持ってくれて車での帰宅と相成りました。 |
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編集後記 | |||||
今回4泊5日の行程でしたが、2日間帯広のお友達であるTAKEさんにお世話になりました。その中で初めて訪れた旭山動物園。冬のイベントがこんなに楽しいなんて考えてもいませんでした。ある程度 テレビでは見ることのできる旭山動物園のペンギンの散歩、、、、。実際自分の目で見るととっても可愛い。ヨタヨタ歩いているすがたがユーモラスで寒さもしばらく忘れてしまいそうな気分でした。ここは子供だけでなく大人も十分楽しめる施設だと思います。また、夏には来たことはありませんが、いつの日かまた冬に行ってみたいものです。 今回帯広に2泊、モシリバに2泊のステイでしたが、十分楽しめました。ナビにはいろんなネタ探しが待っています。次回もふんだんに情報をつかんで、ナビらしい旅行を続けていこうと考えています。 帯広のTAKEさん今回はお世話になりっぱなしで、ありがとうございました。また機会がございましたら、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 長々と旅行記をご覧頂きありがとうございました。 |
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